6歳の子どもが外では問題なく過ごしているのに、家に帰ると急に癇癪を起こす…。
そんな状況に悩んでいる親御さんも多いのではないでしょうか。
家族だからこそ甘えが出ているのか、何か家の中にストレスを感じているのか、理由がわからず対応に困ってしまうこともありますよね。
本記事では、6歳の子どもが家でだけ癇癪を起こす原因や、その対応方法について詳しく解説していきます。
お子さんとの関係がもっとスムーズになるように、一緒に考えていきましょう!

私(筆者)は、2014年生まれと2018年生まれの2人の娘の母です。
私ができる範囲で無理なく、できるだけ楽しく子育てをしていきたいと思っています。
- 6歳の癇癪の原因と、なぜ家でだけ癇癪を起こすのかが理解できる。
- 家での癇癪に効果的な具体的な対応方法と、そのコツを知ることができる。
- 親が冷静さを保つための方法や、癇癪の後のフォローの重要性が学べる。
- 癇癪の予防策や対処方法を継続することで、改善する可能性があることがわかる。
家でだけ癇癪を起こす6歳の原因


- 6歳の癇癪とは?
- 外ではいい子なのになぜ家でだけ起こすのか?
- よくあること?
- 親のせいですか?
- 母親にだけ癇癪を起こす原因
- 癇癪持ちの子どもはどんな特徴がありますか?
- 子どもの癇癪がピークになるのは何歳頃?いつ治る?
6歳の癇癪とは?
癇癪(かんしゃく)は、子どもが感情をコントロールできず、泣いたり怒ったりする行動で、成長過程の一時的な行動です。
特に6歳前後は、自我が成長する一方で、自己主張がうまくいかないことでフラストレーションを抱えやすい時期です。
この時期は感情の波が激しく、理想と現実のギャップに対しても強い感情反応が出やすいです。
これは発達の一環であり、すべての子どもに程度の差こそあれ見られる行動です。
外ではいい子なのになぜ家でだけ起こすのか?
家でだけ癇癪を起こす理由は、子どもが家庭内で安心感を抱いているからです。
子どもは外の環境では、社会的なルールに従い、自己抑制を働かせます。
そのため、家庭に戻るとその緊張感が解け、感情が爆発しやすくなります。
また、親が理解してくれるという安心感から、抑えていた感情をぶつける場として家を選ぶことが多いです。
子どもが自己調整や感情表現を学んでいく中で、癇癪の頻度や強度は減少します。
個々の発達速度には差がありますが、親が適切に対応することで、より早く感情コントロールを習得できるようになります
よくあること?
外ではいい子なのに、家でだけ癇癪を起こすのは非常によくあることです。
多くの子どもが家庭内で感情を出します。
この現象は多くの親が経験することで、正常な発達の一環とされています。
これにより、子どもは外部のストレスを処理し、自分自身の感情をより理解していく過程にあります。
親のせいですか?
癇癪は発達過程で見られる自然な現象であり、親の責任ではありません。
ただし、親の対応の仕方が子どもの感情表現に影響を与えることはあります。
冷静に対応し、子どもの感情を理解しサポートすることが、癇癪を減らす助けになります。
母親にだけ癇癪を起こす原因
幼稚園・保育園の子どもが母親にだけ癇癪を起こす原因は、下記のようなことが挙げられます:
- 安心感と信頼感:
母親には感情を素直に表現できるため。
母親に対して甘えたり安心感を求めたりしている。 - 欲求を伝えやすい:
母親には自分の気持ちを理解してもらえる期待がある。 - 境界線のテスト:
自分の主張がどこまで通るか試している。
子どもの独立心や自己主張の発達にも関係している。 - 依存心と不安感:
母親への強い依存や注意を引きたい気持ちが原因。 - 外のストレス発散:
幼稚園・保育園などの外のストレスを家で母親に向けて発散。 - 母親の対応:
対応の一貫性がなかったり、過剰な反応を示したりと母親の対応次第で癇癪が悪化することがある。
癇癪持ちの子どもはどんな特徴がありますか?
癇癪持ちの子どもには、感情を素早く表に出す特徴があります。
特に以下のような状況で癇癪を起こしやすいです:
- フラストレーションがたまる時:自分の思い通りにいかない時や、制約を感じた時。
- 自己表現がうまくいかない時 :言葉でうまく表現できずに、感情が溢れてしまう時。
- 環境の変化に敏感 :予定の変更や慣れない場所で不安やストレスを感じる時。
子どもの癇癪がピークになるのは何歳頃?いつ治る?
癇癪のピークは通常、2~4歳頃と言われていますが、6歳でも続くことは珍しくありません。
この年齢になると、子どもはより複雑な感情を抱きやすくなり、自己主張も強くなります。
しかし、6歳を超えると少しずつ感情のコントロールがつくようになっていきます。
癇癪は成長の過程で自然に減少していくことが多いです。
家でだけ癇癪を起こす6歳への具体的な対策とコツ


- まずは子どもの感情を受け止める
- 予防法は?
- 叱るのは良くないの?
- 癇癪を無視するのは逆効果?
- 反応しすぎず、毅然とした態度で接するコツ
- 癇癪の後の子どもへのフォローの仕方
- 親が冷静さを保つためのコツ
- 家庭外での行動とのバランスを考慮する
- 家でだけ癇癪を起こす6歳、どう対応すればいい?まとめ・私の意見
まずは子どもの感情を受け止める
癇癪を起こしている時は、まず子どもの感情を認めることが大切です。
「今日はおもちゃが片付かなかったからイライラしたね」といった具体的な状況に結びつけて説明することで、子どもは感情の原因を理解しやすくなります。
反対に、子どもの感情を「そんなことで泣かないで」などと否定すると、感情を抑圧する原因になります。
癇癪が落ち着いた後、癇癪の原因となる感情を認め、その上でどのように解決するかを一緒に考えることで、子どもの情緒的な成長を促します。
予防法は?
癇癪を予防するための具体的な方法として、以下が有効です:
- 予測できるルーティンを作る:
日常生活のリズムが安定していると、子どもは安心感を持ちやすく、癇癪を起こすリスクが減ります。 - 疲労と空腹に注意する:
疲れていたり空腹だったりすると、子どもは癇癪を起こしやすくなるため、適切な休憩と食事を心がけましょう。 - 子どもがストレスを感じている要因に気づく:
特定の状況(大人数の集まり、刺激の強い場所など)で癇癪を起こす場合、その状況を避けたり、事前に準備することで予防できます。
叱るのは良くないの?
癇癪の最中に強く叱ることは、逆効果になる可能性があります。
感情が爆発している時に叱ると、子どもはさらに混乱し、自分の感情を処理できずに悪循環に陥ることがあります。
重要なのは、癇癪が収まった後に冷静に対話をすることです。
穏やかな声で「どうしたの?」と話しかけることで、子どもも次第に落ち着く可能性が高まります。
大きな声や怒鳴り声は避け、落ち着いたトーンで話すことがポイントです。
癇癪を無視するのは逆効果?
癇癪を無視することは、逆効果な場合があります。
無視することで子どもが「感情を表現しても誰も聞いてくれない」と感じ、さらに不安や孤独感を抱えることがあります。
感情を認めつつ、癇癪が落ち着いた後で冷静に対処する方が効果的です。
反応しすぎず、毅然とした態度で接するコツ
癇癪に対して過度に反応すると、子どもは「癇癪を起こせば注目してもらえる」と学習してしまうことがあります。
毅然とした態度で「困っている時は助けるけど、わがままは通らない」という一貫した対応を取ることが大切です。
癇癪が収まるまで待ち、その後冷静に対応しましょう。
癇癪の後の子どもへのフォローの仕方
癇癪が収まった後は、子どもと一緒に振り返りの時間を持つことが大切です。
「さっき、どんな気持ちだった?」と優しく質問し、子どもが自分の感情を言葉にできるよう促します。
この時間を通じて、子どもは次回から癇癪を起こさずに感情を伝える方法を学ぶことができます。
他にも下記のような方法を試してみてください。
- タイムアウト法:
子どもが癇癪を起こした際、冷静な場所に移動させ、少しの間一人で落ち着かせることで感情を整理させる方法です。 - 深呼吸を一緒にする:
この習慣を取り入れることで、自分の感情をクールダウンさせる効果が期待できます。 - 良かったことのフィードバック:
子どもが癇癪を起こさずにうまく自己主張できた時に、褒めることで自信が育ちます。
自分の行動を見直すモチベーションにもつながります。
親が冷静さを保つためのコツ
親自身が癇癪に振り回されないためには、深呼吸や一旦その場を離れるなど、冷静さを保つための工夫が重要です。
例えば、「10秒ルール」を導入し、まず10秒間自分を落ち着かせてから子どもに対応することで、感情的にならずに対処できます。
親の気持ちをコントロールするコツとして、
「子どもが成長する過程で必要な感情の扱い方を一緒に学んでいるんだ」
「一緒に考えて一緒に成長していけばいい」
とポジティブに捉えることでストレスが少し軽減されますし、親としても学べることが増えます。
家庭外での行動とのバランスを考慮する
家で癇癪を起こす子どもが、外で感情を抑えすぎていないかも考慮が必要です。
外でのストレスやルールを守ることに疲れている場合、家庭で感情を爆発させる可能性が高くなります。
外での活動量やストレスを確認し、バランスを取ることも癇癪を防ぐ一助になります。
家でだけ癇癪を起こす6歳、どう対応すればいい?まとめ・私の意見


まとめ
- 6歳の癇癪は感情のコントロールが未熟な発達過程の一部。
- 家でだけ癇癪を起こすのは、安心感があるから感情を解放するため。
- 家で癇癪を起こすのはよくあることで、家庭外での自己抑制が原因になることも多い。
- 子どもの感情をまず受け止めることが重要で、感情を否定しない姿勢が大切。
- 癇癪を予防するために、環境を整えることが効果的(疲労や空腹に気を配る)。
- 冷静に対応し、毅然とした態度で接することが癇癪対応の基本。
- 癇癪が収まった後は振り返りの時間を設け、感情表現を学ばせる。
- 親自身が冷静さを保つための工夫(深呼吸や一旦離れること)が必要。
- 適切な対応を続けることで、癇癪の頻度は徐々に減少し改善していく。
私の個人的な意見
我が家の下の娘は現在保育園年長・6歳ですが、まさにこれに当てはまります。
家での癇癪はほんのちょっとしたことでも引き金になり、うんざりして時には無視したりしていました。
私は「叱らない子育て」を目指してきたのですが、うまくできておらず、ただただ過保護になっていることに最近気づきました。
一貫性をもって毅然とした態度で接したり、ひとりでできることを増やすために「手を出し過ぎない」が大事なことに今更ながら気づきました。
子育てに正解はありませんし、子供の性格にもよるので確実なことは言えません。
私が目指す子育てのゴールは「自立」なので、親としても学びながら成長していく子供への接し方を考えていきたいです。
みなさん、子育てお疲れ様です。



読んでいただきありがとうございました。
どなたかの参考になれば嬉しいです。