「6歳でピアノを始めるって、どれくらいのレベルが普通なの?」と、ピアノのレッスンを検討している親御さんは多いのではないでしょうか。
この年齢は、手指の動きがスムーズになり始め、音感やリズム感も徐々に発達していく時期です。
しかし、個々の進度には差があり、どのような練習方法がベストか悩むことも少なくありません。
この記事では、6歳の子どもの平均的なピアノのレベルや、効果的な練習法について解説し、楽しく無理なく上達できるポイントをご紹介します。

私(筆者)は、2014年生まれと2018年生まれの2人の娘の母です。
私ができる範囲で無理なく、できるだけ楽しく子育てをしていきたいと思っています。
- 6歳でのピアノ学習の一般的なレベルと進度の目安。
- ピアノを習うことで得られるメリットと、デメリットへの対策。
- 効果的な練習法やコツ、親が気をつけるべきポイント。
- 年長から始めても遅くない理由や絶対音感が作られる時期。
6歳がピアノを習うメリットデメリットとレベルはどれくらい?


- ピアノを習うメリットとデメリット
- ピアノの素質がある子はどんな子?
- 6歳で習うピアノの標準的なレベル
- どんな曲が弾けるの?簡単な曲の例
- 6歳の発達段階に応じた指導法と進度の目安は?
ピアノを習うメリットとデメリット
メリット
- 集中力や忍耐力の向上
ピアノを学ぶことで、子どもは指先を使いながら楽譜を読み、リズムやメロディーを覚えるという複数のタスクをこなします。
そのため、集中力や忍耐力が高まるとされています。 - 音感やリズム感が養われる
特に幼少期にピアノを習うことで、絶対音感や相対音感の習得に繋がりやすいです。
絶対音感は一般的に6歳までに始めると得られやすいと言われています。 - 自己表現力や感性の向上
音楽を通して、自己表現や感情の理解が深まります。
自分の気持ちを音にのせて表現する経験が、情緒の安定や感性の豊かさにも影響します。
デメリット
- 時間と費用の負担
ピアノレッスンは継続的な習い事であり、月謝や楽器の購入など経済的な負担がかかります。週1回のレッスンに加えて、家庭でも毎日の練習が必要となり、時間の確保も求められます。 - 練習のストレス
練習がうまくいかないと子どもがイライラし、モチベーションが低下することもあります。特に、基礎練習が多い最初の段階で、楽しさよりも「やらなければならない」という気持ちが勝ることがデメリットになることも。
ピアノの素質がある子はどんな子?
ピアノの素質がある子は、以下のような特徴を持つことが多いです。
音に敏感 | 音やメロディーを覚えやすく、聞いたものをすぐに再現できる傾向があります。 |
指の器用さ | 手先を器用に使える子どもは、ピアノの鍵盤をスムーズに操作でき、上達も早いです。 |
集中力が高い | 一つのことに集中して取り組むことができる子は、ピアノの練習にも向いています。 |
リズム感が良い | 簡単なリズムを再現できたり、身体でリズムを取るのが得意な子はピアノ学習がスムーズです。 |
6歳で習うピアノの標準的なレベル
6歳では、主に以下の内容を習得します。
- 両手で異なるリズムを演奏する基礎
- ドレミの位置や簡単な和音を理解
- 簡単な譜読みやリズムの基礎を学ぶ
- 「ドレミファソ」などの5音を使った練習曲が弾ける
どんな曲が弾けるの?簡単な曲の例
- 「キラキラ星」
- 「メリーさんのひつじ」
- 「ちょうちょう」など、短くてリズミカルな童謡
6歳の発達段階に応じた指導法と進度の目安は?
6歳の子どもは、まだ手や指の筋力が発達段階にありますが、新しいスキルを吸収しやすい時期です。
指導は以下の点に注意します。
- 手の形を正しく保つ指導
無理なフォームを取らないよう、手や指の形を丁寧に教える必要があります。 - リズムと動きの連動
音楽を体で感じることが重要です。
手だけでなく、体全体でリズムを取る練習を取り入れると、音楽の理解が深まります。
進度の目安としては、6ヶ月〜1年で簡単な曲を両手で弾けるレベルに達することが一般的です。
6歳児のピアノレベル上達に必要な練習法とコツ


- 無理なく上達するための練習ステップ
- 1日の練習時間の目安は?
- 練習でイライラしてしまう子が楽しく続けるためのコツ
- 練習後に振り返りをする
- 年長からピアノを始めるのは遅い?
- ピアノは何歳までにやると脳が発達する?
- ピアノの絶対音感は何歳まで身につく?
- 6歳のピアノのレベルはどれくらい?最適な練習法は?まとめ・私の意見
無理なく上達するための練習ステップ
指の運動や鍵盤に触れる楽しさを感じさせる。
ドレミの位置を覚え、両手で簡単なリズムを弾く練習。
モチベーションを高めるために、好きな曲や簡単な童謡を取り入れる。
自己表現の場を設け、達成感を感じる機会を増やす。
1日の練習時間の目安は?
6歳児の集中力を考えると、1日15〜30分程度が適切です。
短い時間でも、毎日続けることが大切です。
練習でイライラしてしまう子が楽しく続けるためのコツ
- 小さな目標を設定:
1曲全て弾けるまでではなく、最初の数小節だけ弾けるようにするなど、達成感を感じやすい目標を設定。 - ご褒美制度:
練習を楽しいものにするため、短時間の練習ごとにご褒美を用意する。 - 親子で一緒に取り組む:
子どもが楽しさを感じられるよう、親も一緒に音楽を楽しむ。 - 無理強いしない:
やる気がない日は無理に練習させず、音楽に触れる時間を作る程度にとどめる。
「長く続ける」ということが大事です。 - 練習環境を整える:
静かで集中できる環境を作り、短時間でも質の高い練習を心がける。
練習後に振り返りをする
練習が終わったら、「今日はどこが上手くいったか」「次は何を頑張るか」を振り返ることが重要です。
これにより、達成感と次への目標意識が養われます。
練習の進捗を感じられるように、録音やビデオ撮影をしておくのも効果的です。
後で聞き返して、以前の自分との違いを確認することで、成長を実感しやすくなります。
年長からピアノを始めるのは遅い?
年長でピアノを始めるのは全く遅くありません。
むしろ、指や手がしっかりしてきた頃に始めることで、よりスムーズに上達することもあります。
ピアノは何歳までにやると脳が発達する?
音楽教育が脳に与える影響は、幼少期(0〜6歳)に最も大きいと言われていますが、それ以降も有益です。
特に手を使う楽器は、脳の発達に良い影響を与えます。
ピアノの絶対音感は何歳まで身につく?
一般的に絶対音感は、6歳頃までに訓練を開始することが理想とされています。
この時期に始めることで、音に対する敏感さが向上します。
6歳のピアノのレベルはどれくらい?最適な練習法は?まとめ・私の意見


まとめ
- 6歳はピアノを始めるのに最適な年齢で、集中力や音感が発達しやすい。
- ピアノを学ぶことで、集中力、忍耐力、音感、自己表現力が向上する。
- ピアノを習うデメリットは、時間と費用の負担、練習のストレス。
- 素質がある子は音に敏感で、リズム感や指先の器用さがある。
- 6歳では、簡単な童謡や5音を使った曲を弾けるようになる。
- 正しい手の形やリズム感を体で学ぶ指導法が効果的。
- 無理なく上達するためには、1日15〜30分程度の練習が最適。
- 練習を続けるためには、目標設定や親子で楽しむ工夫が大切。
- 練習後に振り返りを行うことで、次の目標を明確にしやすい。
- 年長からのピアノは遅くなく、音感や脳の発達に有益。
私の個人的な意見
我が家は上の子もうすぐ9歳、下の子5歳の時にピアノを始めました。
上の子は歌がとても好きで、でも歌を習うのは金銭面でもレッスンの場所的にもハードルが高かったので、ピアノを選びました。
上の子はだいぶ遅いかもしれませんが、今どきは大人になってから始める人もいます。
いつからだって遅くはありません。
特に上の子は音楽が好きですし、年齢も大きいのでメキメキ上達しました。
下の子は指もうまく動かなくて最初は四苦八苦していました。
2024年10月現在、ピアノ歴は2人とも1年1か月です。
2か月前には初めて発表会にも出演しました。
現在下の子は「みんなのオルガン・ピアノの本2」の「こうまがはしる」と「ワルツ」を弾いています。
両手でできますし、和音も弾けます。
もっと上手な子や練習量が多い子はたくさんいますが、レベルは着実に上がっているので気にしていません。
レッスンを嫌がることもありますし、日々の練習ではうまくできず怒り出したりもしますが、なんとか続けています。
無理なく楽しく続けてほしいと思っています。



読んでいただきありがとうございました。
どなたかの参考になれば嬉しいです。